北見工業大学図書館利用に関するアンケート調査報告書の発行に当たって
         図書館委員会委員長 (図書館長)  
         副学長 (研究担当)    青 木   清
 本学図書館の増築及び改修工事が、平成18年−19年度に亘って行われ、平成20年2月にリニューアルオープンしました。新装の図書館は、「学ぶ・集う・リフレッシュ」をキーコンセプトに、本学の学生・教職員のみならず、北見市民にも開かれた、知的交流・融合の場を提供することを目指しております。エレベータを新設した他、玄関の階段をスロープ化するなどバリアフリーにも配慮しました。学生から要望の多い「グループ学習室」を増設するとともに、静かに学習する「サイレントルーム」を新設するなど、勉学の場所の拡充に努めました。コミュニケーションホールや、会議等が開催可能な「多目的室」を新設するなどして、教育研究環境の充実を図りました。明るく、綺麗で清潔な建物になったと、他大学の図書館関係者からたいへん羨ましがられています。
 このように、図書館のハードの面、つまり建物は立派になりましたが、サービス等に関して、皆様のご要望に十分にお応えできているか否かが、残された大きな課題です。図書館が皆様からどのように思われているか実態を調査・把握することが、図書館環境整備計画を立案する上で重要であり、またサービス面での改善につながると考えて、平成20年10月9日から30日にかけて、学生、教員・技術員、学外利用者に対して、三種のアンケート調査を実施いたしました。アンケート結果とその分析をまとめたのが本アンケート調査報告書です。全体の回収率は65%となっております。お忙しい中、回答を寄せていただいた皆様に厚くお礼申し上げます。全般的には満足度が高いと言うアンケート結果ですが、図書館に対する不満や改善すべき事項も多数ご指摘いただきました。これらを精査し、皆様のご要望にできるだけ沿えるよう、図書館職員一同、一層努力いたします。
 なお、図書館業務の改善点等に関してご意見がございましたら、今後も遠慮なくお申し付け下さい。皆様のご要望にお応えして、本学の教育・研究・社会貢献の発展に寄与する図書館にしたいと考えております。